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トップ > 1205 > 1205 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2009年1月9日 12時)

政商:オリックス・宮内

オリックス・宮内といえば・・・・・一言で言えば、「政商
、「医療を受けたければ、家を売ってでも受けるという選択」(米国の失敗を日本に導入するな! 小泉  2004年 11月 12日)と言いのけた”経済団体さえ良ければ全てうまくいく”という考えの持ち主。

こう思っているのは医療界だけではないようだ『「小泉規制改革」を利権にした男 宮内義彦』 有森隆とグループK (著)

サラリーマン政商―宮内義彦の光と影 (単行本) 森 功 (著)


当ブログでも何度となく扱ってきたが・・・思い出すだに腹立たしい人間の一人である(小泉・竹中以上に・・・)。
参考:私利私欲の極み  2004年 09月 22日
提灯記事:パワーリハビリ  2004年 12月 20日
薬価差益・・・と まだ ほざいている奴がいるが・・・ほんとに利益を得ているのは  2004年 12月 11日

数々の暴言・悪行・・・が、現在問題となっている福祉・医療に弊害を与えている。

今のところ、こいつが原因で、明確な被害は、高知のPFIだろう・・・

第二のコムスン問題となるか? PFI関係贈収賄事件  2007年 09月 17日


小泉時代のお土産だったんだろう・・・そのことが今話題になりつつあるようだ。「かんぽの宿」オリックスに一括譲渡
2008.12.26 20:21 産経MSN

 日本郵政は26日の取締役会で、全国展開する宿泊・保養施設の「かんぽの宿」70施設を同社の運営事業部門ごと、来年4月1日付でオリックスに一括譲渡することを決めた。譲渡額は明らかにしていないが数百億円規模とみられ、非正規労働者を含む従業員約3200人の雇用はすべて引き継ぐ。かんぽの宿は、郵政民営化から5年後の平成24年9月までの譲渡または廃止が決定済みで、日本郵政は譲渡先の公募、選定作業を進めていた。日本郵政側は「雇用確保を最優先に譲渡先を決めた」としている。


「かんぽの宿」オリックス譲渡 総務相が難色
2009.1.6 23:18 産経MSN

 鳩山邦夫総務相は6日夜、日本郵政が宿泊・保養施設の「かんぽの宿」70施設を、オリックスグループに一括譲渡する方針に関して、オリックスの宮内義彦会長が郵政民営化の検討にかかわったなどとして、再考を求める考えを表明した。鳩山氏は都内のホテルで記者団に「(譲渡は)出来レースと受け取られる可能性がある。考え直してもらいたい」と述べた。さらに鳩山氏は譲渡先の変更も視野に入れていることも明らかにした。


かんぽの宿:譲渡見直し 総務相、「郵政」資産凍結狙い? オリックスは困惑

 日本郵政によるオリックス子会社のオリックス不動産への「かんぽの宿」70施設の一括譲渡契約に対し、鳩山邦夫総務相が再考を求めたことに、日本郵政とオリックスは困惑し、総務省も真意を測りかねている。

 郵政民営化は現在、政府の委員会(田中直毅委員長)や自民党で見直し論議が進んでいるが、資産を売却してしまうと後戻りできなくなる。このため「日本郵政の資産を凍結しておく意図があるのではないか」(総務省幹部)との見方もある。

 今回の譲渡には総務相の認可が必要で、日本郵政は1月下旬、認可申請を提出する予定だった。総務省は日本郵政が譲渡先をオリックスに決めた選考過程を調査し、今月中をめどに総務相に報告する方針。認可が得られなければ、売却が白紙になる可能性もあり、先行きは不透明だ。

 日本郵政は昨年4月、売却先を公募し、昨年12月に譲渡先をオリックスに決めたばかり。日本郵政では「手続きを踏んできたのに、いまさらなぜ」(幹部)の声が上がった。総務相は“待った”をかけた理由について「オリックスの宮内(義彦)会長は規制改革会議の議長をやり、そこで郵政民営化を議論した」と述べたが、オリックスは7日、「規制改革会議で『郵政民営化』というテーマは出ていない」とのコメントを出した。【前川雅俊】

毎日新聞 2009年1月8日 東京朝刊



オリックス・宮内への毎日新聞の優しい態度・・・が、おもしろく、悲しい。

NHKも含め、高知PFIの問題とともに、滋賀県近江八幡市立総合医療センターも地域では大問題なのに在京マスコミは取り上げようともしない。

経団連・マスゴミファッショについて大多数の国民は知らないのだろう。


サマータイム 2007年 05月 22日 国民に健康被害をもたらそうとする悪の集団・・・経団連&自民党

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月8日 11時32分

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待機的帝王切開タイミング:39週前は新生児アウトカム悪い

39週後の出産に比べ、39週前の帝王切開は、新生児死亡、呼吸器合併症、人工呼吸必要性、要治療低血糖、新生児敗血症、ICU入室のプライマリアウトカムリスク増加と相関


Timing of Elective Repeat Cesarean Delivery at Term and Neonatal Outcomes
N Engl J Med. Volume 360:(2) 111-120 January 8, 2009

ACOGでは反復選択的帝王切開は39週以降に行うことが望ましいとされているが、39週以降ではかなりの割合が緊急帝王切開になると予測される。緊急帝王切開は母体合併症が選択的帝王切開よりも多いとする報告もある(www.med.niigata-u.ac.jp/obs/medical/meeting/file/2007/12-13.doc ← 例の新潟大学・・・因縁を感じたりして・・・)

・・・ってことでの研究らしい



帝王切開は新生児肺炎を増加させる:待機的帝王切開への警告 2008年 01月 12日

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月8日 10時39分

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Glycemic Control and Complications in Diabetes Mellitus Type 2 (VADT) 文献出版

Glycemic Control and Complications in Diabetes Mellitus Type 2 (VADT)

ACCORD、ADVANCE、VADTとよく並び称せられるが、昨年6月に発表された分だろう・・・VADT文献

”2型糖尿病コントロール不良の退役軍人を血糖標準コントロール・強化コントロールにわりつけたところ、主要心血管イベント、死亡、微小血管合併症に関して差異無し”


Glucose Control and Vascular Complications in Veterans with Type 2 Diabetes
N Engl J Med. Volume 360:(2) 129-139 January 8, 2009

【背景】 長期に及ぶ強化血糖コントロールの心血管イベントへの影響は未だ不明

【方法】 1791名の退役軍人(平均年齢 60.4歳)で、2型糖尿病suboptimal responseの対象者を標準・強化血糖コントロール群に割り付け
他の心血管リスク要因は均一に治療。
糖尿病初回診断からの平均年数は11.5で、心血管イベントを既に有する比率が40%
強化治療群の目標は糖化ヘモグロビン値、標準治療との絶対値差1.5%減少
主要アウトカムは、ランダム化から主要心血管イベント(心血管原因、うっ血性心不全、血管疾患手術、処置不能の冠動脈疾患、虚血性壊疽による切断)発症までのトまでの期間

【結果】 フォローアップ期間中央値は5.6年、糖化ヘモグロビン中央値は、標準治療群で8.4%、強化6.9%
プライマリアウトカムに関して、標準治療群は264、強化治療群は236
(hazard ratio in the intensive-therapy group, 0.88; 95% confidence interval [CI], 0.74 to 1.05; P=0.14)

2群に全コンポーネントを含むプライマリアウトカムや全原因死亡率は有意な差なし(hazard ratio, 1.07; 95% CI, 0.81 to 1.42; P=0.62).

2群に微小血管合併症の差異なし

副事象イベント、特に低血糖が標準治療にて17.6%、強化治療にて24.1%出現


【結論】コントロール不良な2型糖尿病に対して 強化血糖コントロールを行うことで、主要心血管イベント、死亡、微小血管合併症へ影響を与えなかった。
(ClinicalTrials.gov number, NCT00032487 [ClinicalTrials.gov] .)

高リスク2型糖尿病強化治療:異なる2つトライアル結果:ACCORD vs ADVANCE 2008年 06月 07日

内科開業医のお勉強日記 : ACCORDトライアル AHA ステートメント 2008年2月22日
内科開業医のお勉強日記 : ACCORD研究のインパクト 2008年6月9日

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月8日 10時13分

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エベレスト山頂のヒトの動脈酸素分圧・炭酸ガス分圧

1981年の酸素分圧、炭酸ガス分圧をエベレスト山頂で、10分間酸素使用せず用いた擬似的測定値(West JB, Hackett PH, Maret KH, et al. Pulmonary gas exchange on the summit of Mount Everest. J Appl Physiol 1983;55:678-687. )が有名で、”Arterial PO2 was calculated from changes along the pulmonary capillary to be 28 Torr”という値を推定。

 ↑
この話・・・なんども講演会で聞いたなぁ・・・


今度の研究は、実際に、エベレスト山頂登下山登山家の10名の動脈血サンプルにて測定8400mで大気圧272 mm Hg(36.3 kPa)にて
平均PaO2
は 24.6 mm Hg(3.28 kPa):range 19.1 ~ 29.5 mm Hg (2.55 ~ 3.93 kPa)
平均PaCO2
は 13.3 mm Hg (1.77 kPa):range 10.3 ~ 15.7 mm Hg (1.37 ~ 2.09 kPa)



Arterial Blood Gases and Oxygen Content in Climbers on Mount Everest
N Engl J Med. Volume 360:(2) 140-149 January 8, 2009




いままで2つの研究、Operation Everest II と Operation Everest III (Comex '97) とがなされ、これは低大気圧チェンバー内用に準備されたものでの測定で、エベレスト山頂(253.0 mm Hg, or 33.73 kPa)をシミュレートしたもので、そのときはPaO2 of 30.3±SD 2.1 mm Hg (4.04±SD 0.28 kPa)と 30.6±SD 1.4 mm Hg (4.08±SD[0.19 kPa)であった。

8400mでは、7100mの時より平均酸素含量は26%低下
平均A-aDO2は 5.4 mm Hg (0.72 kPa)

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月8日 8時56分

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肺癌:新築家屋内ラドン濃度基準値設定はコスト効果的である ・・・ 日本はどうするの?

University of Oxfordの疫学研究

Lung cancer deaths from indoor radon and the cost effectiveness and potential of policies to reduce them
Published 6 January 2009, doi:10.1136/bmj.a3110
BMJ 2009;338:a3110
【デザイン】 Cost effectiveness analysis.

【場所】 United Kingdom.

【データ源】 Epidemiological data on risks from indoor radon and from smoking, vital statistics on deaths from lung cancer, survey information on effectiveness and costs of radon prevention and remediation.

【主要アウトカム測定】 室内ラドンによる肺癌死亡推定数、様々なラドンコントロール介入前後での肺癌からの生涯死亡リスク、様々なラドンコントロール施策により増加するQALY、肺癌死亡率減少の可能性

【結果】 UKの家での平均ラドン濃度は21ベクレル/m3(Bq/m3)
肺癌による約1100名死亡、肺癌全体の3.3%が家屋内でのラドン由来。
100 Bq/m3未満のラドン濃度によるものが85%超でほとんどで、これは、ほとんどラドンと積極的喫煙によるジョイントによるものである。
選択的なエリアで新築でのラドン予防のための基準値を設ける現行の施策は非常に超すと効果的で、UK全体に広がってもそのような基準値のコスト効果は維持されるだろう。
QALYあたりのコスト増加£11 400 ( {euro}12 200; $16 913)
既存家屋内に対する現行の施策では、高ラドン濃度のままだが、コスト効果的でなく(QALY あたりのコスト増加 £36 800)、肺癌死亡率減少に効果もない

【結論】新築家屋内に対するラドン基準値をもうける施策はUK全体でもコスト効果的で、喫煙を減少する事とともに必要である。
高ラドン濃度を既存居宅に施策は多くのラドン関連死予防に役立たず、多くの家ではその曝露は中等度となるためであろう。
この結論は、UKより曝露可能性が高いであろう多くの発展途上国に適用されるだろう。



UK家宅のラドン濃度の分布、ラドン関連肺癌死亡数


75歳までの肺癌累積死亡リスク


多くの国で、肺癌がもっとも多い致死的癌となっている。肺癌の多くは喫煙によるが、他にも発ガン原因があり、吸入ラドン-222(半減期 4日)が知られており、地殻に存在するuranium-238から生じるradioactive decayがもとである変に存在する自然の大気汚染物質である。
戸外のではきわめてその濃度は低いが、屋内では高く、特に居宅無い、小ビルで高い。多くの国で、natural ionising radiation曝露源である。
吸入されると、固相存在ラドンは気管支上皮に沈着し、α irradiationが細胞内でなされる。


ここに掲げられている各国家屋内ラドン濃度をみると国によってはUK以上に深刻である。
 ↓
http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-45.pdf

世の中には、ラドン浴などと称して、自称高ラドン環境の密閉空間にわざわざ金を出して行き、健康になったと喜んで浴びている人達のいる国があるのだが・・・

http://plaza.rakuten.co.jp/osame/diary/200605230000


”屋内ラドンの規制に対する日本保健物理学会の提言”(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhps/j/groups/adhoc_radon/adhoc_radon.pdf)はクビをかしげる

規制強化を否定する前提が、「我が国のラドン濃度レベルなどについては、過去に全国調査が行われ、全国平均の値として15.5 Bq m-3が得られた。この値はこれは欧米諸国に比べて低い結果となっている」である。

上記資料見ても、この値は欧米並みなのに・・・日本保健物理学会の人たち頭おかしいのでは?

密閉性の住居に日本は変わりつつあるにもかかわらず、基準値設定さえ渋る理由は、関係業者の保護が主なのだろうか?英国研究が住民健康本意でQALYあたりのコストで行政施策をきめているのにくらべ、日本という国の施策は、いきあたりばったり+業者本位・・・

この国の施策の進め方は根本的に間違えているし、その提言をするところの学会がまともな提言をできないところが悲しい・・・

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月7日 15時47分

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ApoD蛋白は神経変性疾患に防御的修復的に働く

Université du Québec à Montreal (http://www.uqam.ca/nouvelles/2009/09-002a.htm)に紹介論文


A protein that protects against Alzheimer's?
Neuroprotective Effect of Apolipoprotein D against Human Coronavirus OC43-Induced Encephalitis in Mice
Journal of Neuroscience (Vol. 28: 10330-10338, 2008).

アルツハイマー、卒中、認知症、パーキンソン病、MS等の神経変性疾患に関わるメカニズムで、 Université du Québec à Montreal (UQAM)の研究

アルツハイマー病を含む神経変性疾患のいくつかのタイプでApoD増加が見られ、この蛋白が防御的であり、修復的であるという仮説をたて、検討した。


ApoDの防御的修復的役割を確立するため、
1)ApoD値を増加させたマウス
2)ApoDの無いタイプのマウス

神経変性物質、paraquat曝露で、ApoD高値はベストなアウトカムであった。
no ApoDのノックアウトマウスはもっともアウトカムが悪い。
結局、ApoD蛋白の防御的作用が明らかとなった。


それ以前に、Overexpression of a Drosophila homolog of apolipoprotein D leads to increased stress resistance and extended lifespan.
Curr Biol. 2006 Apr 4;16(7):674-9.という論文があり、酸化ストレスに防御的に働くことが示されている。

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月7日 14時42分

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進行パーキンソン病に対する脳深部刺激療法:副事象

些事だが・・・「深部脳刺激」というのと、「脳深部刺激」ってのが2つあるようだ。Google検索だと、前者約 26,200 、後者約 23,300 件でほぼ拮抗している。Medical Finderだと、「脳深部刺激」のみ。英語直訳だと深部脳手術って事で、用語の混乱がある。




脳深部刺激(Deep brain stimulation)はパーキンソン病進行期治療として認められているが、最適な薬物治療より効果的かどうかは不明。
Weaverらはランダムに255名の進行期パーキンソン病患者をdeep brain stimulationとベスト薬物治療に割り付け
6ヶ月後、deep brain stimulationの方が、"on" time (スムーズでない運動機能だが良好な運動コントロールができている状態:good motor control with unimpeded motor function)、運動機能、quality of life改善が見られた。
ただ、重篤な副事象は認められた。


Bilateral Deep Brain Stimulation vs Best Medical Therapy for Patients With Advanced Parkinson Disease
A Randomized Controlled Trial
JAMA. 2009;301(1):63-73.




副事象に関しては、重篤な副採用イベントの包括リスクは薬物治療の3.8倍

49名脳深部刺激患者(40%)で82の重篤な副事象
15名の最良薬物利用患者(11%)で19の重篤な副事象

もっとも頻度の多い副事象は手術部位感染で、神経系疾患、精神疾患、デバイスによる合併症、心疾患を含む重篤な合併症で、認知機能異常、言語困難、instability、歩行障害、うつなどで、術直後には浮腫、リードの破損、頭皮の皮膚壊死・感染など




現在、画期的な治療法ということだけが先行し、その限界と副事象に関する一般へのアナウンスがすくないのではなかろうか?

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月7日 13時56分

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抗酸化サプリメントと癌予防

すでに速報があった文献で以前書き込んでいる。
 ↓
ビタミンE・C、セレニウムサプリメント 前立腺癌予防効果示せず(PHSII、SELECT) 2008年 12月 10日

今日は、エディトリアルを意訳・略訳してみた。

セレニウムとビタミンE癌予防トライアル(Selenium and Vitamin E Cancer Prevention Trial)で50歳以上の4群トライアルで、5.45年中央値にて、前立腺癌予防効果無し
Effect of Selenium and Vitamin E on Risk of Prostate Cancer and Other Cancers: The Selenium and Vitamin E Cancer Prevention Trial (SELECT)
JAMA. 2009;301(1):39-51. Published online December 9, 2008

Physicians' Health Study IIデータによる解析で8.0年フォローアップにて前立腺癌や全癌のリスク減少なし
Vitamins E and C in the Prevention of Prostate and Total Cancer in Men: The Physicians' Health Study II Randomized Controlled Trial
JAMA. 2009;301(1):52-62. Published online December 9, 2008


1996年にNPC(Nutritional Prevention of Cancer)トライアル報告で、セレニウム・サプリメントが前立腺癌に効果有るという報告で沸き立った。そしてビタミンEにてATBC({alpha}-Tocopherol, Beta Carotene)トライアルにて35%前立腺癌35%幻想という報告が続き、抗酸化防御にて予防効果が意味あることとされてきた。両治験ともpost hoc解析に基づくであったが、ランダム化が働き、交絡因子が働いてないように見えた。
12年たって、2つのトライアルで見えた光明が立ち消えたニュースが飛び込んできた。
PHS Ⅱ研究が無駄であるかはそうではなく、14000名の男性医師が被験者で、ベースラインの血中解析、喫煙曝露、サブ解析研究で貴重な多くのデータを今後も生むことだろう
PSA測定の広まりが治験に多くの治験デザインやトライアル解釈に制限を与えてしまっている。そして、前立腺癌死亡率がSELECTでは一般よりかなり低いという問題もある。そしてPHSIIでも同様に低いらしい。

前立腺内のアンドロジェンは、前立腺癌早期増殖遅延をもたらす可能性がある。しかしながら、5α-reductase阻害剤を推奨するにはコスト・安全性において正当化できない。前立腺癌だけのために食事内容を変容させるのはどうかという問題もある。
いまこそ、上記3つのトライアルを充分に解析して、クリティカルに検討する次記ではないかという意見。セレニウム・ビタミンE早期予防投与結果が偶然だったことは明かとなった。PSA→生検群で、プラセボ群よりセレニウム群被験者がすくなかったというNPCトライアル結果などバイアスがかかってた可能性がある。

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月7日 9時57分

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神経NOS変異は衝動的行動と関連

衝動的行動(Impulsive Behavior)は抑制的な脳の働きが働かないためと思われるが、Neuronal Nitric Oxide Synthaseの機能的変異型が関連しているらしい。

Influence of Functional Variant of Neuronal Nitric Oxide Synthase on Impulsive Behaviors in Humans
Arch Gen Psychiatry. 2009;66(1):41-50. 【被検者】 3200名超;1954名の対照、403名の人格障害、383名のADHD、151名の家族性ADHD、189名の自殺企図者、182名の犯罪加害者
【主要アウトカム測定】関連研究で、主要アウトカムクライテリアはimpulsivity(衝動性)、すなわち、dimensional phenotype conscientiousnessとカテゴリー化表現型成人ADHD、aggression(攻撃性)、クラスターB人格障害
【結果】 新しい機能的プロモーター多形型であるNOS1はimpulsivity(衝動性)で、hyperactive(過活動性)やaggressive(攻撃的)行為を含む傾向と関連する。
特異的に、成人ADHD、cluster B人格障害、autoaggressive and heteroaggressive behaviorに、short repeat variantの頻度が多い。
このshort variantは、RGS4やGRIN1を含むneuronal transcriptomeのpromoterや変化があれば、NOS1 のtranscription activity減少を伴う。
システムレベルにて、前帯状回皮質の低活動性が関連し、行動コントロールの情緒や報償系おprocessingに関連しているものと思われる。


犯罪加害者の結果が気になるのだが・・・


動物のレビューでは、neuronal (NOS-1−/− or nNOS−/−) isoform欠損では攻撃的行動が現れ、特にテストステロンは必要だが、充分でない、5-HT代謝はオスNOSで変化する。
オス nNOS- 1 -/-マウスは疼痛刺激に感度が増加し、攻撃的な相互関係が継続する。コルチコステロイド濃度増加にかかわらず、nNOS-1ノックアウトマウスは野生種より不安や恐怖を示さない。・・・
Neuroscience & Biobehavioral Reviews
Volume 30, Issue 3, 2006, Pages 346-355

入れ墨入れたおっさんが救急外来でちょっとした傷なのにワーワーいっている姿を思い出してしまった(あぁいう人たちって・・・こういうマウスと同じ変異が脳にあるのでは・・・)

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月6日 15時33分

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アップル社Jobs健康問題

有名税なのだろうか?健康問題は衆愚の前にさらされ、真偽に関係なく噂はひろまる。

Atok・hanakoがらみとMacには、嫁に見つからないよう、お布施を続けている私も、つい・・・


Apple CEO Cites 'Hormonal Imbalance' in Puzzling Weight Loss
By John Gever, Senior Editor, MedPage Today
Published: January 05, 2009

概略意訳・拙訳:2008年、Jobsは、不気味なほど痩せた姿を観衆のまえで見せることが多くなった。その原因をwatcherたちは考察しつづけ、彼のneuroendocrine tumorが再発した可能性に注目した。Jobsは繰り返し健康問題を否定している。
12月中旬にあったさらなる噂の提供は、アップル社が今週予定されている年次Macworld conferenceでのキーノート提供が副会長ということであった。伝統的にキーノートはJobs自身が行っていた。イベントでの役割を縮小し、引退すると会社側が述べていた。

彼自身が自身の健康問題に触れたがらないのだが、まわりがざわめいているらしい。

膵臓切除による”hormonal imbalance”がその原因ではないかと消化酵素の不足した状態で、吸収障害を呈して、体重減少となっているのではないかとendocrinologistたちは述べているらしいが、一方で、他の医師は、これらのことは手術後時間たっているので、手術とは無縁のものというものもいる。より特異的な情報なしに可能性に関する言及することを否定した。


Jobsは2003年末にラ氏島腫瘍の診断がなされたが、2004年末までに手術が遅れた。
このときのニュースレポートではJobsはメインストリームの医療へ懐疑的となり、代替医療を試みはじめていた。



Live Update: Macworld Expo Keynote


噂される”1TB HDD搭載 Mac mini”は嫁に見つからないかもしれない。

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月6日 11時48分

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糖尿病:薬剤併用療法健保適用

糖尿病治療は、あくまで、食事、運動療法が前提ということを念頭に・・・

年末のどたばたで、以下の適用追加、見逃していた。

アクトスは、単独療法以外に、併用療法としては、SU剤との併用、α1-GIとの併用が認められていたが、”食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用”が追加適用となった。

http://www.takeda.co.jp/press/article_31405.html




速効型食後血糖降下剤「ファスティック®錠/スターシス®錠」チアゾリジン系薬剤との併用療法効能追加のお知らせ
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-38.html



地元薬業卸からもらったパンフを変更



問題は黄色のところなのだが・・・保険適用解釈は灰色!

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月6日 10時9分

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矛盾:メタボ提唱者の短い対談

MDという卸配布の冊子(2009年1月)にて、参議院議員 梅村聡氏と住友病院院長 松澤祐次氏の対談松澤 官僚が立てる政策は、長期的にどちらが日本にとってプラスになるかという発想が欠けているのです。
 私が巻き込まれたメタボ対策にしても、そこで出てくる議論は、また新たな病気を作って、病院ばかり増やすのかという大きな誤解や、目先の医療費の話でした。この対策で長期的には健康な人が増えて、どれだけ社会に貢献できるかという建設的な話は全く出てこないのです。

梅村 メタボ対策で官僚から受けたレクチャーは、これだけやったらこれだけ医療費が減りますという話でした。「それだけじゃないだろう」と思うのです。
 つまり、運動と食事が一番重要だとわかれば、国民が健康になるわけです。国家レベルでみんなが健康になろうという取り組みはなかなかできるものじゃない。元気なお年寄りが増えて、いろいろな活動をしていくわけです。なぜ、そういう味方ができないのかなと。


松澤 短絡的に、医療機関へ行く人をこれで減らせたら良いと思っているのでs。私は逆に、早い時期に異常が見つかって受診した人が増えたら、心筋梗塞などで死ぬ人が減ると思っています。メタボを医療費削減策のように言うから誤解され、反発をまねいてしまいました。梅村先生には、長期的視野に立った政策をぜひ立案していただきたいと思います。


自分たちが参加した官僚を含めた議論・レクチャーでは「医療費削減」が主だと言いながら、それは違うという松澤氏と梅村氏。

官僚主導で、医療費削減になるかならないか実地的エビデンス無く、そのうち提唱者さえ置いてきぼりにしていった特定検診・指導・・・厚労省官僚のあとにはペンペン草も生えない。

これも民主党さんたちは、批判すべきだと思うのですが・・・

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月5日 17時25分

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閉塞型無呼吸症候群におけるeNOS と OSASの炎症

閉塞型無呼吸症候群患者にeNOを夕方と、PSG施行後の朝、測定したもの

Sleep-Disordered Breathing, Obesity, and Airway Inflammation in Children and Adolescents
(Chest. 2008; 134:1169-1175)
年齢補正にて、平均 (± SD)午後eNO濃度は有意にいびき群 (14.1 ± 1.1 parts per billion [ppb]) において、PSG正常の正常体重(10.1 ± 0.8 ppb; p = 0.03) や過体重群(8.9 ± 0.8 ppb; p = 0.007)より高い。
午後のeNO濃度はOSAS群(11.9 ± 1.0 ppb) と正常PSG過体重群とも差がある(p = 0.03)
朝のeNO濃度はOSAS群 (12.3 ± 1.1 ppb)で、正常体重群(9.9 ± 0.8 ppb; p = 0.047)、過体重対照群(9.7 ± 0.7 ppb; p = 0.02)より高い

BMI z scoreは午後、午前ともeNO濃度と有意な相関はない。



閉塞型無呼吸症候群の炎症の大元は?ひとつのエディトリアルがある。
 ↓
(Chest. 2004;126:1-2.)
UPPPを受けた患者の組織では上皮下浮腫、過剰な形質細胞浸潤、結合織乳頭の表面積減少がみられる。そして、この乳頭こそ上皮のアンカーとなるべき構造である。鼻腔洗浄液内には多形核白血球がみられ、bradykininやVIPの濃度増加、そして、一部には、軟部組織の振動運動(vibration frequencies)により生じるものと思われる。局所炎症に加え、全身性炎症の存在が示唆。TNFαやIL-6濃度はOSAS患者で増加し、重要なことにTNFα分泌の概日リズムは健康ボランティアと全く異なる。nCPAP3ヶ月にてこの異常パターンに変化は認められず、OSASの病態に機械的閉塞以外のメカニズムが関与している可能性がある。CRPはOSASでやはり増加するが、nCPAP1ヶ月後、BMI変化無くとも、CRPの著しい減少と、IL-6単球産生の減少が見られる。
superoxide anionやhydroxyl radicalなどのROSは細胞障害性、虚血再潅流障害などで見られるがこれらのROSがOSAS患者で産生増加が見られる。nCPAP治療後、過酸化代謝は正常になり、炎症進行するかどうかが、CNSを含め認知機能、行動異常などに効果をもたらす。Goldbartらは、cysteinyl leukotriene receptor (LTR)-1 と LTR-2のupregulationの存在を報告。両受容体の発現は主に扁桃実質の上皮層やextra follicular areaに主に存在し、LTR-2は、心臓、脳、副腎に存在。

喘息との関係なども興味有るところである・・・

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月5日 16時42分

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市中肺炎入院患者でのウィルス感染の状況

以下の設問を作ってみた。市中肺炎(CAP)入院患者に関して以下の設問の正誤を答えよ
1)細菌性肺炎患者は、ウィルス性肺炎患者に比べて高齢者比率が高い
2)ウィルス性肺炎で最も多いのはライノウィルスである
3)ウィルス性肺炎は予後不良因子である
4)RSウィルス迅速検査は年長児や成人の方が感度特異度とも高い
5)hMPVは冬場以外に流行する傾向がある

市中肺炎による入院成人患者だと小児とは随分ちがう様相を呈するようだ。


Viral Infection in Adults Hospitalized With Community-Acquired Pneumonia
Prevalence, Pathogens, and Presentation
(Chest. 2008; 134:1141-1148)【方法】2004-2006年、CAP成人患者(5病院受診)にて前向きに検討
スワブからのNATs(nucleic amplification tests)にて、インフルエンザ、hMPV、RSV、ライノウィルス、パラインフルエンザウィルス1-4、コロナウィルス (OC43、 229E、 NL63)やアデノウィルス

【結論】総数193名で、年齢中央値71歳で、51%が男性、47%が重症CAP
包括的には、75名(39%)でpathogen同定
pathogenのうち29はウィルス(15%)、38は細菌(20%)、8つは混合(4%)で、残りは不明
インフルエンザ(n=7)、hMPV(n=7)、RSV(n=5)はもっとも多いウィルス感染で、他の、ライノウィルス(n=4)、アデノウィルス(n=2)と続く。

肺炎球菌肺炎が最も多い(37%)細菌感染である。

細菌感染に比べて、ウィルス感染患者は高齢で(ウィルス感染:76 vs 細菌感染:64 歳; p = 0.01)、心疾患を有する場合が多く (66% vs 32%; p = 0.006)、より脆弱性がある (eg, with limited ambulation:ウィルス感染者:48% vs 細菌感染者 21%; p = 0.02)

ウィルス感染の有無によりアウトカムの臨床的意義の差異は少ない


最上の設問の答えは全て誤のつもりである。


Human metapneumovirus (hMPV) は小児下気道感染入院において重要な病原体である。しかし、病院以外の地域において年齢と関連した頻度、影響は十分評価はされていない。この論文で、何らかの呼吸器感染の徴候がある場合に鼻ぬぐい液にて検討したところ、1338名のこどものうち47(3.5%)にhMPVが検出された。2歳未満で7.6%と高く、全シーズンでは1.7%になった。流行ピーク間、hMPVは呼吸器感染症全部のうちの7.1%の原因で、3歳未満でのhMPV感染では、61%が急性中耳炎であった。地域でのhMPVの影響は小児でも大きいEID Journal Home > Volume 14, Number 1–January 2008
Volume 14, Number 1–January 2008



Respiratory Syncytial Virus Infection (RSV)
http://www.cdc.gov/rsv/about/index.html

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月5日 15時9分

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小児の慢性咳嗽(喘息・喘息もどき>遷延化咳嗽>UACS)、気管支拡張の喀痰性状

Evaluation of Chronic Cough in Children
Suna Asilsoy, Erhan Bayram, Hasan Agin, Hursit Apa, Demet Can, Saniye Gulle, and Serdar Altinoz
Chest Dec 2008: 1122–1128. Prepublished online August 8, 2008; DOI 10.1378/chest.08-0885
こどもの慢性咳嗽は、医師頻回受診を生じる、この研究で、2006年ACCPによるこどもにガイドライン評価方法を用いて慢性咳嗽の検討をおこなったもの
108名の6-14歳のこどもで4週超の咳嗽を有する場合で検討。
2-4週間に再評価し、咳嗽が消失・改善まで再評価行う。
・喘息と喘息様症状診断:25%
・proctracted bronchitis:23.4%
・UACS(upper airway cough syndrome):20.3%
・GERD:4.6%

故に、喘息・喘息様症状、protracted bronchitis、UACSが小児慢性咳嗽では、この順に頻度がみられる。
小児でもこのガイドラインは有用という筆者側の結論


咳嗽ガイドライン 2006年 01月 18日


喀痰の性状が疾病毎に異なるか?特発性気管支拡張のこどもの喀痰の物理特性と運搬能は嚢胞性線維症や成人気管支炎と明らかに異なり、このことで喀痰transportability改善により他疾患とことこ成り、治療に結びつく可能性があると言う話。そして、喀痰性状の違いが、臨床経過に影響を与えるのだろうと推測。
     ↓
Physical and Transport Properties of Sputum From Children With Idiopathic Bronchiectasis
Gregory J. Redding, Chikako Kishioka, Patricia Martinez, and Bruce K. Rubin
Chest Dec 2008: 1129–1134. Prepublished online August 27, 2008; DOI 10.1378/chest.08-0296in vitroの喀痰のviscosity、elasticity、cohesivity、adhesivity、mucociliary、cough transportabilityを評価

嚢胞性線維症のこどもと慢性気管支炎の大人からの喀痰はほぼ同様の、viscosity、 elasticity、 frictional adhesion、 cough transportability、 mucociliary transportabilityの値を示す

IB(idiopathic bronchiectasia)のこどもの喀痰の elasticityはCB・CFの喀痰の値の12-20% (p < 0.01)、同様に、Visicosityは23 - 32% (p < 0.02)
surface frictional adhesionは、55%(p < 0.0001)

喀痰の咳嗽transportabilityは43-54%以上 (p < 0.0001)

Mucociliary transportabilityは3群同様(p > 0.05)

喀痰学もしばらく勉強しないうちに随分知らない用語が増えた・・・Viscoelasticity (Rheology)、Sputum Cohesivity、Mucociliary Transportability、In Vitro Cough Transportability、Sessile Drop Wettability、Interfacial Tension by Ring Distraction (de Noüy Ring Method)、Sputum Inflammatory Mediator Content Analysis((Chest. 2006;129:118-123.)

作者:internalmedicine

更新日:2009年1月5日 12時27分

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