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トップ > 岡部まり > 岡部まり - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2009年1月7日 6時)

手が勝手に、、、

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1月も、もう7日。
今日は、おいしく七草がゆをいただきました。
先日のおいしいすき焼きで疲れた?胃袋も、
これで調子をとりもどしてくれそうです。

といっても、体はまだまだ去年をひきずってます。

会社では、日付を書くことが多いです。
実験の記録となるノートはもちろん、
測定器械や試薬の使用記録、実験室への入室記録など、
一日に何度も日付を記入します。

実験ノートに記入する日付は、
実験をきちんとしてデータを出したという証拠であり、
特許の関係もあってとても大事なものです。
そのため丁寧に記録しなくてはいけません。

でも、ときどき2008年って書きそうになるんですよね。
頭では2009年って分かっているのに、
手が勝手に2008と動くんです。
はっと気がついて、寸止めなんてことがよくあります。

意識せずに2009年って書けるには、まだもう少しかかりそう。
頭も体も、早くすっきりと年明けしたいものです。

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作者:薬作り職人

更新日:2009年1月7日 22時46分

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細胞さんのタイムトラベル。

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今日は、細胞さんを眠りから起こしてあげました。

プラスチックチューブのなかで
細胞保存液の中で凍らせた状態で、
冷凍庫の中で静かに眠っていた細胞さん。

チューブを37℃のぬるま湯に入れてあげると、
細胞保存液がささっと溶けて、細胞さんが現れます。

この細胞保存液は優れもの。
昔ながらの保存液では、お湯で溶かしてあげると
死んでる細胞さんの方が多いくらいでしたが、
今使ってる保存液では、細胞さんはほとんど死にません。
かちんこちんに凍っている細胞さんが、
ささっと生き返るって言うのは、いつみても不思議です。

細胞さんにもし意識があったとすれば、
タイムトラベルをしているような感じでしょうか。

数年前に私が凍らせた細胞さんからみると、
私はどんな風に変わって見えるんだろ。
たぶん、髪の毛が伸びて顔が丸くなったな、
なんて思われてるんだろうなぁ。

細胞さんへの愛情だけはいつまでも変わってない、
と思ってもらえるように、
きちんとお世話をしてあげたいと思います。


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作者:薬作り職人

更新日:2009年1月6日 22時36分

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正月気分を振り払って。

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今日は、仕事始め。

正月気分を振り払って、いつものように早起きしました。
コーヒー飲んで、パン食べて、
寒い朝の空気のなかを、駅に向けて出発!

通勤のときに聞いてる英語のヒアリングのmp3ファイルも、
年明けから新しいものに取り替えて、
心機一転、一からのスタートです。

会社では、お偉いさんのお言葉を聞いたあと、
さっそくネズミさんとの実験開始。
ラジオを聞きながらひたすら手術、手をどんどん動かします。

ラジオからはDJの普段どおりの明るい声が実験室に響きます。
お正月の話なんかを後輩としながら、気がついたらもう3時。

手術は予定どおり、無事終わりましたが、
目や肩の疲れがいつもより激しく思えたのは、
やっぱり正月ペースが抜けてないからだと思います。

家に帰ってからは、家族みんなですき焼きをいただきました。
やっぱり、おいしいものを食べて、家族の笑顔を見ると、
疲れはあっという間に飛んで行きますね。

心地よい満腹感を楽しみながら、今年のがんばりを誓うのでした。

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作者:薬作り職人

更新日:2009年1月5日 23時37分

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ハルナールの名前の由来。

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ハルナール(アステラス製薬、主成分タムスロシン塩酸塩)は、前立腺肥大症の治療に用いられる薬です。

前立腺とは、男性にだけある臓器で、膀胱からおしっこを出すための管である尿道を取り巻いています。

前立腺肥大症は、高齢の男性によく起こる病気で、前立腺の尿道を取り巻く部分が大きくなり、尿道の筋肉が締め付けられて狭くなります。すると、おしっこの通りが悪くなり、おしっこが出にくくなります。すると、すぐおしっこが膀胱にたまるようになって、おしっこに行く回数が増える(頻尿)ようになります。

ハルナールは、尿道や前立腺の筋肉を収縮させて尿道を狭めるスイッチを入れる「α1アドレナリン受容体」というタンパク質の働きを弱める働きを持っています。ハルナールによって、尿道は広がっておしっこが出やすくなり、頻尿の状態は改善されます。

ハルナールの名前の由来
ハルナールは高齢者の尿の出にくさを改善する薬なので、「ハルン(ドイツ語で尿)がよく出るようになる薬剤」、「尿の出方が青春(ハル)時代のようになる薬剤」という意味を込めて、ハルナールと命名されたようです。

青春時代は「春」、、確かにそうだなぁ。40越えると、季節はもう秋??それとも、まだまだ夏の真っ盛り??まだまだ、あつい気持ちでいたいものですけれどね。


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ハルナール(タムスロシン塩酸塩)の構造式

作者:薬作り職人

更新日:2009年1月4日 21時34分

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お薬作りとウシ年の関係。

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今年2009年は「ウシ年」ということで、
今回は、ウシさんとお薬の話を取り上げます。

お薬作りとウシさん、全然関係なさそうに見えますが、
実はいろんなところでウシさんが活躍しています。

一番私がお世話になっているのが、ウシの血清。
(正確に言うとウシの胎児の血清です)

血清って言うのは、血液を遠心分離機にかけて、
血液から赤血球や白血球を取り除いたあとに残る液体です。
この血清の中には、血液の成分である
いろんな栄養分やホルモンやタンパク質なんかが
ごっちゃまぜになって詰まっています。

このウシの血清は、細胞さんを培養するときに使います。
細胞さんは、培養液の中ですくすく育って数が増えるのですが、
この培養液には、通常はウシの血清が含まれています。

昔は、この血清がないと細胞を増やす事は出来ませんでした。
ヒトがいろいろ工夫して培養液を開発しても、
血清を加えないと、細胞は数を増やさないのです。

ヒトが人工的に作り出すことができない、
細胞が増えるために必要な「何か」を、
血清はもっているのだと考えられてきました。
生き物の血液ってすごい、と学生時代に思った覚えがあります。

現在は、その何か、というのが大分わかってきて、
血清を使わない培養液(無血清培地)ってのもありますが、
それでも、血清を使った培養が圧倒的に主流を占めています。

このウシの血清は、細胞さんの培養に必要な事から、
細胞を使って実験をする時には必要不可欠なものです。
そのため、研究所には大量のウシの血清が冷凍保存されてます。

また、細胞さんを使って作られる薬の製造には、
ウシの血清を使った培養がよく行われています。

例えば、遺伝子組換え技術で作られる薬。
この種の薬をつくるときには、
タンパク質の遺伝子を細胞さんの遺伝子に組み込んで、
細胞さんにどんどん薬になるタンパク質を作ってもらいます。
この細胞さんを飼うためには、ウシの血清が必要です。

関節リウマチの治療に用いられる抗体医薬や、
貧血の治療に使われるエリスロポエチン、
抗がん剤やC型肝炎治療薬として使われるインターフェロン、
これらは、ウシの血清がないと作る事は出来ないのです。

この他にも、ウシさんから作れた様々なものが、
お薬作りの実験やお薬の製造過程に登場します。
スキムミルクは、タンパク質の検出試験に使いますし、
ウシさんからできたゼラチンは、薬のカプセルの材料です。

ウシさんを丸ごと実験に使う事はさすがにありませんが、
見えないところでウシさんは大活躍をしています。

これからお薬作りを応援するときには、ネズミさんだけでなく、
ウシさんのことも応援してあげてくださいね。


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作者:薬作り職人

更新日:2009年1月3日 20時50分

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