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トップ > マクドナルド > マクドナルド - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2009年1月7日 5時)
謹賀新年 (2009年)
昨年もブログのおかげで、バーチャルでの出会いはもちろん、リアルでもすばらしい出合いに恵まれました。特に昨年はビジネス書の出版を果たしたことにより、こうした嬉しい出会いの勢いが一気に加速しました。
ブログでは、コメントを頂戴している方々にはもちろん、ROM(Read Only Member)として訪問して頂いている方々にも励まされ、昨年も自分なりに多くの記事をアップすることができたと思います。今年も、昨年同様にブログの作成と、ブログを通した出会いを楽しんで行けたらと思います。
昨年は仕事やバカンスで、オランダ国内以外に、日本では東京と札幌に行き、スイスで登山鉄道を楽しみ、フランスやドイツの諸都市、そしてアイスランドにも行きました。アイスランドでは念願だったオーロラを見ることができました。
キャリアについては、今、大きな転換点に来ています。世界は大変な不況に突入していますが、これを大きなチャンスとして行くべく、今年は自分なりに大きく動くつもりです。
今年も、どうぞよろしくお願い致します。
今年が、皆様にとって飛躍の年となりますように。
NED-WLT管理人
酒井 穣

作者:NED-WLT
更新日:2009年1月1日 20時33分
赤松武さんにお会いしました。
拙著『英会話ヒトリゴト学習法』の巻末に解説を寄せていただいた外務省の赤松武さんにお会いしました。圧倒的な教養が言葉と言葉の合間から漏れてくるような、物静かなのに恐ろしく迫力のある人物です。実際に日本の外交を動かせるような人物と、日本の未来について話ができるという贅沢・・・これは大変なものです。
自分のキャリアを考えるときは、自分という人間を、あたかもひとつの企業のようにとらえると良いと言います。自らを企業とし、そのCEOとしての視点から企業価値を高めるような戦略を考えれば、より客観的に自分を観察しコントロールすることができるからでしょう。僕という企業にとって赤松さんは、いわば社外取締役といった存在で、これからも多くのことを直接教えていただきたい方です。
もう一人、僕が勝手に自分の社外取締役にしている人に、山田政幸さんという方がいます。高校時代からお世話になっている先輩なのですが、最近、『オープンイノベーション 組織を越えたネットワークが成長を加速する』という本の監訳をされました。ひやかしのつもりで読んでみたら、これがすごい本で、イノベーションの今後に悩んでいるマネージャー、新しい人事戦略を考える人であれば必読の本です。お正月の読み物に迷っている方は、是非どうぞ。
(ではでは)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月31日 9時54分
札幌旅行より戻りました。
楽しかった札幌旅行より戻りました。ラーメンや海鮮を存分に味わったのはもちろん、僕にとっては2回目となる今回の札幌旅行では、前回とは違った深さで札幌を攻めることができたと思います。食べ物の写真は、オランダに戻ってからアップします。
前に札幌オフ会でお会いした若手金融マンとの再会もありました。今回、彼は同期2名を連れてきてくれました。複数の金融のプロの視点から、北海道の現状をかなり広くうかがうことができ、勉強になりました。楽しい夜を、ありがとうございました。
そして雪。札幌に到着して数日は雪がなく、わざわざ小樽の近くにあるスキー場まで遊びに行ったりしたのですが、その後、飛行機の欠航が相次ぐレベルの雪が降り、札幌市内でも十分に雪遊びを楽しめました。
雪が粉雪にすぎて、雪ダルマが作れないのが残念ではありました。とはいえ、とにかく娘にとっては、これだけの雪で遊ぶのは生まれてはじめてのことでしたので、相当楽しかったようです。最高の旅行でした。
(今晩も楽しい会食です)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月28日 9時55分
札幌に行ってきます!
これから数日、家族で札幌に行ってきます。ビジネスは昨日まででおしまい・・・ということにしたかったのですが、あと数件、日本にいるうちにこなさないとならない話が残っているので、札幌でも少しだけ仕事をします。まあビジネスが好きなので、仕方がないですね(笑)。
先週末は、拙著『英会話ヒトリゴト学習法』の韓国での出版が決まったり、米国への留学を決めた友人の推薦状を書いたり、ここには(まだ)書けない重要なことがあったり、不況とはいえ、色々と周囲で元気な動きがありました。
(よいクリスマスをお過ごしください!)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月23日 11時56分
川崎和男教授の講演を聴講してきました。
ある方のお誘いを受けて、日本を代表するデザイナー川崎和男教授の講演会に行ってきました。講演会を仕切るのがあの松岡正剛氏とくれば、これはもう、どうしたって贅沢な時間となるわけです。
川崎和男教授は、美大を出てから医学博士になり、ついにはデザインディレクターとして大学教授になるという、まさに「異色」の日本人、ぶっ飛んでいる天才です。グッドデザイン賞の審査委員長などを務め、国際的な賞も多数受賞されています。特に人工心臓のデザインでは、世界で中心的な役割を果たされています。
松岡正剛氏に言わせれば、この川崎教授は「どこかで白川静につながる、正真正銘の喧嘩師」というところで、人間的な迫力に満ちた人物です。実は川崎教授は28歳のときに交通事故で下半身不随となり、その後に独立。以降、ご自分でデザインされた車椅子による生活をされています。
川崎教授のプレゼンは、まるで映画のよう。サウンドやビジュアルも非常にクールでした。うっとりと引き込まれ、自分の脳内の眠っている部分が直接刺激されるような、圧倒的な説得力とパワー。この講演会を聴講したことで、僕の人生のコースが変わった気がします。プレゼンの最後は、以下の岡倉天心の言葉で閉められました。
美しいものとともに生きたものだけが、美しく死ぬことができる。(そろそろ仕事に出ます)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月22日 14時40分
大学の先生方との出会い
予定通り、山口一男教授(シカゴ大)、中原淳准教授(東大)と初めてお会いしました。さらに、『希望格差社会』の著者として有名な山田昌弘教授(中央大)にも初めてお会いすることができました。
この『希望格差社会』は、このブログでも今から3年以上前にエントリにしています。当時の僕は、3年後に自分がまさか、この名著を書かれた先生にお会いすることになるなんて想像もしていませんでした。
さて僕自身は、アカデミックとは一定の距離を取って「実務家」として死ぬまで成長していきたいというビジョンを持っています。しかしやはり、ありえないぐらいの専門性を持つ先生方のお話を聞くと、アカデミックの魅力にドキドキさせられるのも事実です。
実務というのは、ある程度まではサイエンスなアプローチに依存しつつも、究極的には実務経験によって鍛えられた「直感」を大切にします。逆にアカデミックの世界では、直感は仮説を立てるときにこそ威力を発揮するものの、それに続く態度は、どこまでも主観的なものを排除するサイエンスです。
実務には「これ以上調査しても時間の無駄だから、とにかく実際にやってみて、だめなら後から修正しよう」となる瞬間があります。しかしアカデミックには、この瞬間が存在せず、とことんまで調査をし、それでもわからなかったことは、続く研究の対象となります。
実務がアカデミックを嫌う(かのようにみえる)のは、アカデミックな態度に終始すると、「とにかく実際にやってみよう」という決断がいつまでたっても行われないからです。実務にとってもアカデミックなアプローチは必要なのですが、それは常に、リスクのある決断をできる限り遅らせたいと考える人間の「言いわけ」として使われる危険性と一体なのです。
しかし、こうして実際にアカデミックの世界の人々と話をすると、実務はアカデミックと断絶しているのではなくて、「実務はどこまでアカデミックであるべきか」という「程度の問題」なのだということをはっきりと意識させられます。そして、どうも近年の実務には、昔よりもよりアカデミックであることが求められているように感じました。
振り返ってみれば当たり前なのですが、ここらへんのことが、一連の刺激的な出会いが僕に与えてくれた貴重な「気づき」でした。
(風邪をひいてしまいました・・・)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月20日 10時29分
岩瀬さん、石田さんにお会いしました!
日本を引っ張るベンチャー企業、ライフネット生命保険株式会社とフリービット株式会社を訪問しました。時代は厳しさを増していますが、日本にはまだまだ元気な企業があり、魅力的なリーダーがいます。
プレゼンをさせていただいたのは僕ですが、この訪問で多くのものをもらったのも僕でした。岩瀬さんや石田さんといった本物のリーダーにお会いすると、自分の小ささを実感させられます。僕も胴回りとか食欲だけは大きいんですけどね(笑)。
今日、明日もビジネスの予定がつまっています。ワクワクしてきます。
(行ってきます!)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月18日 8時40分
無事、日本に到着しております。
無事、日本入りしております。すでに寿司も食べました(笑)。
オランダ-日本間の11時間にもおよぶ長時間フライトの間には、本2冊と映画2本を楽しむことができました。特に、機内で読んだ教育論に関する古典『学校と社会』(デューイ)には色々と考えさせられました。
本書は、今から100年以上も前の1899年に出版された本なのですが、「暗記と試験にあけくれる受動的な学習」からの離別をよびかけたデューイの言論は、今こそ見直されるべきものです。デューイによると、子供の活動的な成長は、以下の4つの興味を刺激することによって実現されると言います。
1.コミュニケーションの興味
2.探求し、物事を発見する興味
3.ものを作り、構成する興味
4.芸術的表現の興味うーん、自分が日本で受けてきた教育は、これらのどれも満たしていなかったように感じます。社会がこれだけ変化しているのに、教育がいつまでもいわゆる国語、算数、理科、社会、英語で良いはずはないと思うのです。
フィンランド方式とまでは行かなくとも、実際の社会における人間の活動と、学校の内部での活動の間に「有機的なリンク」を作ることに、もっと真剣にならないといけないように感じました。
(明日は仕事です)
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月15日 20時51分
今週末より、一時帰国します。
予定通り、この週末から年始まで一時帰国します。一時帰国中は、ネットへの接続が制限されるので、ブログに頂戴するコメントやメールへの返答が遅れます。あらかじめご了承下さい。
この帰国中には、いくつか重要な仕事もこなします。でも時期が時期ですので、忘年会やクリスマスパーティーなど、僕が大好きなお祭りイベントのほうが気になります。実は新しい宴会芸を、先週からずっと練習しています(笑)。
もちろん古い仲間にも会います。とはいえ食事の回数は限られているので、不義理にも今回は会いたくても会えない方も多いのが残念です。でも、3週間の滞在ではとても足りないほど、たくさんの人とリンクできている自分は、とても幸運だと思います。
そんな中で、今回予定されている新たな出会いは、ライフネット生命の岩瀬大輔さん、フリービットの石田宏樹さん、シカゴ大学の山口一男先生、東京大学の中原淳先生といった、それこそ雲の上の人ばかり。刺激的な出会いから、できるかぎり多くを学びたいと思います。
クリスマスのころには、ドコドコと寝台列車に乗って札幌に家族で遊びに行きます。昨年10月にはじめてお会いした札幌在住の若手金融マンとの再会も予定されています。いつか北海道に住みたいと思っている僕としては、ウニやイクラなど、色々と北海道の情報を仕入れておかないとなりません(笑)。
(ではでは)
美味しい季節

「秋、初めての北海道、やっぱりグルメ観光」 2007-11-07
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月13日 4時52分
『日本の歴史をよみなおす』
日本の歴史学者、故網野善彦氏による『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫)を読みました。本書はロングセラーとして名高い『日本の歴史をよみなおす』とその続編である『続・日本の歴史をよみなおす』の2冊をまとめて文庫化したものです。400ページを超える極上のエンターテインメントが、わずか1,260円です。講演での語りをベースにして書き起こしているため、非常に読みやすいのも嬉しいポイントす。
「日本は定住型の人々による農村社会をベースに発展してきた」という古い日本史観をことごとく論破し、ページをめくるごとに、いかに自分が学校で習ってきた日本の歴史認識が貧弱で誤ったものであったかを知らされます。気持ちのよい驚きにあふれていて、読み出すと止まりません。
本書の中では唯一、天皇と国号の関係に関する記述には疑問も感じられましたが、それ以外の部分については、最近読んだ歴史関連の本の中ではダントツで面白かったです。
それこそ歴史の始まりから、ダイナミックに海や山を越えて広域な地域を動き回る日本人。現代に至るまで、いかに大きな変化を能動的に乗り越えてきたのかを考えると、今起こりつつある歴史的な大変化も、日本人は上手く乗り切ることができるという確信が得られます。
日本人像として「画一的で積極性に欠ける」といった部分が強調されることがあります。僕自身もそうした認識が強かったのですが、本書の読後には、むしろ日本人はカオスを常態としつつ、それをどこか楽しんですらいる人々であるという印象を持ちました。
もしかしたら、世界恐慌にも至ろうかという現代の経済危機を前にして、どこかワクワク感としか表現できないものを持っているのは、世界でも日本人ぐらいなのかもしれません。そうした意味でも、とても勇気付けられる1冊でした。
(オススメです)
うどん

作者:NED-WLT
更新日:2008年12月12日 2時35分
アイスランド旅行記-7: 最終回
先の10月のアイスランド旅行は、天候にはあまり恵まれなかったのですが、色々な点で記憶に残るすばらしい旅行となりました。
アイスランド出身のアーティスト「ビョーク」のことや、鯨を見たりした話など、取り上げるべきなのに取り上げきれなかったことも多いのですが、あと少しで一時帰国なので、とにかく今回の旅行記のインデックスをアップし、アイスランド旅行記の最終回とします。
アイスランド旅行記-1: み、みちゃった・・・
アイスランド旅行記-2: オーロラ体験記
アイスランド旅行記-3: グルメ
アイスランド旅行記-4: 金融危機?
アイスランド旅行記-5: 川のある風景
アイスランド旅行記-6: 活発な地殻と温泉いつかまた、今度はフライフィッシングのベストシーズンに訪れたいと思います。
(金融破綻からの復興を心より願いつつ)
アイスランドの夜明け

作者:NED-WLT
更新日:2008年12月11日 14時36分
軸を増やす苦しみと、内定取り消しについて。
どこの会社にも、売上げの軸となる商品があるでしょう。理想的には、そうした軸となる商品が複数あればよいのですが、現実には多くても2本、実質1本しかなかったりします。大概の商品には「寿命」や「旬」があるわけで、こうした軸を増やせない企業というのは、いずれ滅びる運命にあります。
特に古い体質の日本企業だと、現在の軸となっている商品を扱う部署にばかりエース級の人材が集まってしまい、新たな軸を作り出すような新事業開発プロジェクトには、どうしても人が集まらなかったりします。
当然、エース級の優秀な人材を新事業開発に送り込むことが軸を増やすための必要条件です。この点は間違いありません。
ところが、多くの日本企業は減点主義的な人事評価をするので、わざわざ失敗のリスクの高い新事業開発にトライするような「エース」はいないわけです。そうした「賢い」判断ができるのがエースの条件なのですから、これは仕方がありません。
また、エースを現在かかえている部署のマネージャーも、エースを失えば部署の成果が下がり、結果として減点主義の犠牲になるわけです。ホンネでは、組織ぐるみで「新事業開発はやりたくない」と考えるのが日本企業のデフォルトなのです。
では「減点主義的な人事評価を改める」というアクションこそが、軸を増やして行くためのエッセンスなのでしょうか?これはおそらくNOです。
なぜなら、減点主義というのは個々の企業が自分たちで決めてきたことではなくて、完璧主義的な日本の文化に根ざした価値観だからです。タテマエであればともかく、ホンネのレベルで減点主義を改めるのは、日本ではあと100年ぐらいは無理ではないかと個人的には思います。
そこで日本の経営者に考えていただきたいのが、新事業開発を実行させるエースの「社外からの登用」です。特に今は景気の影響で、多くのエースとなりえる人材が人材市場に流れています。破綻した企業の中にはもちろん、契約を更新されなかった派遣社員や、内定取り消しとなった学生の中にだって将来のエースが必ずいます。
軸を増やすことに真剣であるならば、既に社内でエースとして認知されている人材よりも、社外から「この事業を成功させられなかったら職を失う」と、それこそ極端なほどに減点主義ベースで考えるハングリーな人材を登用すべきだと僕は思います。
これは本来は別の問題ですが、経営者であれば、現在そこらじゅうで発生している理不尽なリストラや内定取り消しに「強い怒り」を感じるべきです。そうした怒りを組織で共有し、皆で新事業開発を盛り上げていくような流れを作ることはできないでしょうか。人に対して理不尽なことをした企業をやっつけるのは、今しかありません。
もちろん企業というのは、正義感だけで経営できるわけではありません。しかし自分の将来は安泰だと考えてしまっている現在のエースも、社外から登用されるハングリーな人材から刺激を受け、社会的な理不尽と戦うという「熱」に触れることで、さらに大きく成長するはずです。
時代が混乱している今こそ、創造的破壊を押し進めるチャンスだと思うのです。
(おしまい)
アイスランドで見た海

「収益の質 (Quality of earnings)」 2006-02-04
「上昇気流へ向けて、心の準備。」 2008-09-16
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月10日 15時27分
ネット生保、いよいよ凄いことになってきました!
僕が76世代の活躍に勇気付けられていることは、これまでもブログで何度か取り上げてきました。そんな76世代には、岩瀬大輔さんという注目のカリスマがいます。
開成から東大、在学中に司法試験に受かるも弁護士にはならず、ボストン・コンサルティングやリップル・ウッドを経て、ハーバードMBAにて、日本人としては4人目となる上位5%の優秀な成績(べイカー・スカラー)を取得。
嫌味を通り越して、もはやあきれるぐらいの人材なわけです(笑)。そんな岩瀬さんが、多くのビジネスマンが憧れるようなポジションを次々と蹴り、自らの明確な価値観の軸をもって練り上げたのが生命保険ベンチャー、ライフネット生命保険株式会社です。
そのライフネット生命保険株式会社が、先月末に、経営戦略の歴史に残るような強烈な情報開示をしました。僕はこの戦略にすっかり驚かされ、勇気ある決断に感激しました。
なんと保険の原価(原材料コストのようなもの)を開示したのです。
レストランで7,000円のディナーを楽しんだとして、その原価がわずか2,000円にすぎないと聞いたら、なんだかレストランに騙されている気分になるでしょう。
消費者の目からすれば、こうした原価に「プラス」される部分は、いかなる正当な理由があろうとも「無駄」と映ります。そのため原価は、業界によらず、悪く言えば「隠されてきた」わけです。
さて、保険の原価というのは、個々の加入者のリスクを数理的に計算することによって決まります。あくまで数理的なリスクの評価なので、この面での保険会社間での競争は計算の「正確性」に関するものであって、いかに安くするかということではありません。保険会社間で、原価にはほとんど違いは出ないはずなのです。
同じ2,000円を原価とした、味も香りも変わらない全く同じ料理なのに、一方は3,000円で、もう一方は7,000円だとしたら?
保険の原価が開示されたということは、保険会社各社がどれだけ高い営業コストや高い利益を享受してきたのかが、部外者にも明らかになったということです。これからの保険会社は、この原価にプラスされる部分をいかに小さくするかを競うことになります。
ネット時代の消費者は、もはや企業を信頼していません。単純な広告に消費者が動かされることは、今後もますます減っていくでしょう。そんな新しい時代に突入している現代社会において、競争力が問われているのは、どこまで正直に企業内部の情報を開示するのかという点なのではないか、というのが岩瀬さんの仮説なのでしょう。
正直であることがニュースになり、武器になるなんて!
実は来週、僕はライフネット生命保険株式会社を訪れ、このカリスマ、岩瀬さんにお会いすることになっているのです。凄い人に会うという感覚は持っていたものの、これほどの戦略家だったとは・・・。今からドキドキしてきました(笑)。
(一時帰国が楽しみです)
アイスランドにて

作者:NED-WLT
更新日:2008年12月9日 2時39分
アイスランド旅行記-6: 活発な地殻と温泉
アイスランドにはマントルの対流によって生まれる地殻プレートの「裂け目」があります。日本近海では、地殻プレート同士がぶつかり合って一方が沈み込むような形になっているのに対して、アイスランドは逆にプレート同士が離れて行くところに相当し、年々、このような裂け目は大きくなっているそうです。




作者:NED-WLT
更新日:2008年12月8日 1時53分
オランダのサンタクロース(再掲載)
現在、日本でも親しまれているサンタクロース(Santa Claus)は、オランダ語のシンタクラース(Sinta Klaas)を語源とするアメリカの造語です。本来は、聖ニコラス(Saint Nicholas)のことを指しています。
聖ニコラスとは、現在のトルコにあった古代都市ミュラ(Myra)に住んでいた僧侶で、お金持ちの家に生まれた財力を活かして、恵まれない人々、特に子供達のために生涯を捧げた人だと言われています。現在も当時ミュラがあった所には、聖ニコラスのフレスコ画が残っているようです。
そんな彼が亡くなったのは、西暦343年12月6日。この日を亡くなった日ではなくて誕生日とする風習が各地にありますが、それは子供達にとっては、今も聖ニコラスは生きているからだと思われます。後に、この12月6日は聖ニコラスの日となり、彼の生涯にちなんで、広くヨーロッパでは子供が聖ニコラスからプレゼントをもらえる日となりました(注)。昔のオランダでは、白馬にまたがる聖ニコラスが屋根から屋根を飛び移り、煙突からお菓子を投げ入れていったというストーリーが親しまれていました。
17世紀にアメリカに渡った多くのオランダ人が、アメリカでもこの習慣を広めました。ところが、アメリカに渡った聖ニコラス、すなわちサンタクロースは、オランダの聖ニコラスとは異なる伝承の歴史を辿ります。赤い衣を着て、幅広のベルトを締め、ブーツを履いたサンタクロースの「およそ聖人とは思えない」独特なイメージは、実はコカコーラの宣伝によるものです。このイメージが作られた興味深い歴史は、コカコーラ・ミュージアムのギャラリーに日本語で詳しく載っています。またアメリカでは、子供たちが聖ニコラスからプレゼントを受け取る日が、12月24日に行われていたドイツの幼子キリスト祭(Christkindl = Christ Child)の伝統行事と混合されて、聖ニコラスの日とは異なるものになったそうです。
しかしオランダでは、今でも12月6日が聖ニコラスの日です。つまり今晩12月5日の夜こそが、子供達がなんとか寝ないで起きていようとする夜で、明日12月6日の朝が、聖ニコラスからのプレゼントを発見する朝なのです(注)。
オランダの聖ニコラスは、今も聖人らしく、キリスト教の僧侶がまとう聖衣に近いデザインの衣装を着ていますが、アメリカのサンタクロースのイメージが部分的に逆輸入されて、いつしかこの聖衣の色は赤白のコンビネーションになりました(元は聖人がまとう聖衣の紫色だったとのこと)。オランダでの聖ニコラス祭の様子は、「お気楽ママのインターナショナルな毎日ーin Hollandー」に詳しいです。
オランダでは聖ニコラスの来蘭は、国を挙げてのリアリティーを追求したイベントです。およそ半月ほど前から、聖ニコラスのオランダ上陸は始まり、各地に出没します。古い伝承では、聖ニコラスのオランダへの旅は、ミュラからスペインを経由して来るということになっていたようですが、今では多くの人が、聖ニコラスは既に僧侶としてのミュラでの仕事は引退しており、余生をスペインで送っているというストーリーを支持しているようです。現在のトルコから来ているとは、考えにくいからでしょうね(笑)。このオランダ上陸の風景は、「調査隊、オランダを行く!」のエントリ「シンタクラース到着!@ユトレヒト」で詳しく見ることができます。
我が娘も、今晩はいつになくソワソワしています。
今年はどんなプレゼントをもらえるのかな?
(おやすみなさい)

本稿の作成には、聖ニコラス・センター(St. Nicholas Center)の記述を主に参照しています。このサイトは、各国別に聖ニコラス祭の特徴を解説していて、個人的にはとても気に入っているサイトです。聖ニコラスについてより詳しく知りたい方は、是非、このサイトを訪問してみて下さい。
(注)地域や家の方針によっては、前日5日の夜というところも多くあるようです。
作者:NED-WLT
更新日:2008年12月6日 4時50分