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トップ > ダイハツ アプローズ > ダイハツ アプローズ - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月4日 5時)
雑誌記事:厚木へ取材
初めて日産のテクニカルセンターに行って来ました。
某雑誌の取材で、新型フェアレディZのチーフデザイナー氏へのインタビューが目的です。自分としてはどこか小さな会議室で話を聞いて、もうパッと帰るイメージだったのですが、これが大違いでした。
どうやら開発関係者が大きなホールに集まっていて、次から次へとメディアの取材に対応するらしく、自分が到着したときには、あの「○○のすべて」シリーズのデザイントークをやってました。
今回の雑誌も自分ひとりではなく、デザイン以外のパートを有名な評論家諸氏3名がそれぞれ同時進行で取材するというパターンでした。こういうのは慣れていないので、随分時間が経ってから状況を把握した感じですね。結局全体の取材が終わるまで3時間半くらい掛かったのかな。
それにしても、目の前に開発責任者の湯川氏や現代の名工ドライバーの加藤氏が普通にいるというのは不思議な感じでしたね。もちろん雑誌の編集者や評論家諸氏とはもう完璧な顔なじみといった感じで、なるほどメディアの日常はこういうものなんだと新鮮な驚きでした。何だか自分の居場所がない感じでしたけど・・・。
ただ、デザイナー氏への取材自体は楽しく進めることができました。ページ数も発売日もまだ聞いてない状況ですけど、それなりに面白い記事が書けそうです。
しかし、テクニカルセンターがあんなに広大だとは。想像の10倍以上はあったかな・・・(写真は入口の受付ブースです)。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年12月3日 23時43分
Drive My Car:ジェミニツーリング
今日、ジェミニ仲間とのツーリングに栃木まで行って来ました。 メンバーはクラブなどではなく、自然発生的に集まった首都圏在住の6名で、ツーリングは3回目でしょうか。 毎回とにく何をするというワケでもないのですが、集合して少々走り、昼食をとってまたお喋り、とまったりした会です。 同じクルマ(年式やグレードは色々ですが)に乗っていても、それぞれクルマへの接し方が違うところが面白いですね。僕は徹底してノーマルにこだわりますが、その逆の方もいます。そうそう、今回はいすゞに内定した学生さんも参加しましたね。 お昼は宇都宮名物、餃子のみんみんで。なにかこう、地元に根付いている感じあって、香川の讃岐うどんの店を思い出しました。安いところも似てるかな。 さて、明日から12月。今年は予定が目白押しで、今週は取材1本と社会人バンドのライブが控えています。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月30日 19時54分
新車心象風景:日産・キューブ
あのV字回復を牽引した一連のデザイン改革車達が、そろそろモデルチェンジの時期を迎えている。
ティアナは中国やロシアでの高級車としての役割と、日本でのモダンリビング戦略に巧いこと折り合いをつけてみせた。まあ、いい意味での軽さは薄れたけど、逆に言えば重厚感が増した。
で、キューブ。先代はいわゆるクルマらしさと逆方向を向いていながら、そのクルマらしさの発信元である欧州で評価が高かった。これはもちろんデザインセンスが本物だったからで、ロンドンという最先端デザインの中心地からラブコールがあったのはその証だろう。
「純化」というコンセプトが曲面に結び付く理由がいまひとつピンと来ないからか、僕は正方形に近いヘッドランプや、フロントサイドウインドウのフチがそのままフェンダーまで伸びていた先代の方が安定感があったし、まとまりも高かったと思う。その点、サイドウインドウを独立させた新型は少々不安定な感じがするんである。でも、パッと見ほとんど同じとした全体の判断は間違いじゃなかったろう。
波紋や波形を繰り返した内装はやり過ぎという話もあるけど、問題はデザインコンセプトから外れていないかどうかで、僕はキューブらしいチャレンジだと感じた。少なくともエクステリアよりいい具合に変わったんじゃないかな。もちろん、例によってカラーセンスも一歩先を行っているし。
僕はこういう日産のデザイン展開はもっと評価されていいと思っている。遊びのクルマをやろうとするとWiLLシリーズやルミオンになっちゃうライバルとは次元が違うワケで、この新型が外に出て行くのは、だからかなり意味深いとも思う。日本発の文化がアニメだマンガだなどというお寒い認識に対してもなかなかいい提案になると思うし。
さて、残るマーチ、フェアレディZ、そしてラフェスタあたりはどうなるのかな?
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月28日 0時9分
新車心象風景:トヨタIQ
エポックメイキングというより、理想主義なのかな。僕はその理想主義というやつが基本的には好きなんだけど、IQはどうも違うんである。 J's Tipoの記事にも書いたけど、僕はIQを見てすぐにエスティマを連想した。エンジンを大きく傾けて車体中央の床下に追いやった、まさに理想主義的ミニバン。でも、エスティマがIQと違うのは、理想主義機構と斬新なスタイルだけでなく、3列シートのファミリーカーとして普通に実用性も備えていたことだろう。 IQは4人乗りであることが肝だけど、同時に4人乗りだと思うことが足かせにもなってしまう残念な立場にいるんじゃないか。たしかに助手席を前にスライドすれば178cmの僕も後に座れるけど、座面は膝までの半分しかないうえ、背面は薄焼き煎餅みたいに固い。おまけに頭はバックドアに触れそう・・・と言うかヘッドレストがもう触れている。これは座っているというより”入り込んでいる”が実際。 つまり、IQは「4人乗り」じゃなくて「4人乗ることができる」クルマなんだと思う。だから、パッケージング改革と言われてそのつもりになると無理ばかりが目立ってしまう。一方、後席は荷物置きと割り切って2名乗りだと思えばスカッと来る。これで1.5リッターでも乗れば楽しそうだゾ、とか。 トヨタ的にはパッケージ改革としてエスティマと同じように理想を追求したんだろうとは思う。何せ開発スタッフの集合写真はエンジニアのチーフが真ん中にいるようなクルマだ。なので、理想主義プロダクトとして拝む対象としては素晴らしいけれど、購入対象にはなり難い。150万円もハッキリ言って破格だと思うけど、それはIQだけを見たときの話だし。 もちろん、欧州はスマートが売れるような市場だからIQもアリだろう。カローラなんかよりずっと質感の高い内装も評判になるんじゃないか。僕的にもどっちかというと外国車みたいな存在だもんね。 いや、トヨタ渾身の理想主義を”善し”として買える人はそれでいいと思う。セカンドカーとすれば面白いのは間違いないし。あとそうだな、ショーカーのときのスタイリングのままだったら、それだけでも購入動機になったのに、とも思う。量産型の顔はチョットねえ。 そうそう、これも記事に書いたけど、この技術を次のヴィッツに丸ごと持ち込んだら、フィットなんて吹き飛ぶような、とんでもないコンパクトカーになるでしょ。そしたら今度こそスゴイ改革になると思うな。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月23日 11時36分
雑誌記事:Js Tipo 1月号
本日発売のJ's Tipoに記事が載りました。
巻頭特集「トヨタIQ十番勝負」の冒頭、開発チーフエンジニア中嶋氏へのインタビュー部分1ページです。特集扉の前段になる部分で、ネームとかが分かりにくいですが、一応名前も出ています・・・。
前号でいすゞイルムシャー開発秘話を書かせてもらった延長で、今回の「IQはIQで終わらない」というインタビュー記事を企画込みでやらせてもらった感じです。会場は試乗会の行われた青山のレストランでした。
内容は、今後IQはどう展開するのかという、特段目新しいものではないです。とにかくIQというピンポイントの特集でしたので幅のある企画は難かしく、可能な範囲で今後の展開を聞き出したというところでしょうか。
個人的には、次号以降でさらに面白い企画を出すための顔つなぎ的な意味が大きいですね。イルムシャーも楽しかったですけど、より自分なりの独自企画ができればいいと思ってますので。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月18日 7時54分
新車心象風景:スバル・デックス
業界は色々複雑なんだとは思うけど、やっぱり越えてはならない一線ってある気がする。
ダイハツのクーだとかトヨタのラクティスだとか、まあ色んな話は聞こえてはいたけど、何だかんだ言っても最終的には思い止まるだろうなあ、なんて僕は思っていたんである。あるいは、今度出るっていうパッソベースのコンパクトミニバンを充てるのかな、とか。
いつだったか、スバルのディーラーに取材したことがあったんだけど、営業マン氏はそもそもOEM自体が受け入れられないと言い、よもやbBベース車なんか考えられないとこぼしていたのを思い出した。いやあ、しかしホントに出しちゃったんだね。スゴイな。こいつがスバルのディーラーに並ぶんだ・・・。
まあ、日産ではスズキや三菱の軽が売ってるし、マツダもそうだ。商用車の世界でもOEMはある。でもそれは何ていうか、あくまでも「お手伝い」的なレベルの話で、それによって日産やマツダのイメージにおかしな影響があるかと言えばそんなことはない。逆に日産の軽なんかうまいことやってるって感じだ。
けれども、スバルの場合はマイナス感が大きくないか? 商売として月販500台がどのくらい彼らに有用なのか分からないけれど、こんな妙なクルマを売ってる負のイメージの方が勝るんじゃないのかな。 少なくとも、販売現場の士気低下はバカにならないだろうし。
たとえば、中身はパッソ・ブーンそのものだけど、せめて殻だけ別物を被せるくらいのことをしてもいいんじゃないかと思う。少しでもスバル・ディーラーで売られる必然性が感じられるなら、それで発売が1年遅くなってもいいじゃないか。 どうしてそこまで待てないんだろう?
クルマが売れない、若者が興味を示さないなんて色々不安な声が聞かれるけど、本気でそう思ってるならこうことはしないでしょ。液晶TVのパネルじゃあるまいし、あっちこっちでこんな使い回しなんかしてたら、クルマなんてドンドン趣味性を失うに決まってるじゃん。
ま、エビちゃん効果でたくさん買ってくれるっていうならいいんだろうけど・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月15日 9時42分
クルマ散策:月間販売ランキング
10月の軽自動車販売ランキングは2ヶ月連続でダイハツのムーヴがトップだったらしい。
モデルチェンジしたワゴンRが2位に甘んじたのは、ご想像のとおりムーヴに派生車のコンテが含まれているから。見方を変えれば、この売れ線の四角いクルマを含めても3000台少々しか差が無かったのはワゴンRのスゴさとも言える。
このランキングに実質どんな意味があるのかはよく分からないけど、自販連や軽自協が勿体ぶって発表する”イベント”なのであれば、やっぱりそれなりの公平性が欲しいところだ。これの年間累積でスズキVSダイハツみたいな話が経済紙を賑わすこともあるわけだし。
一応自動車業界の団体なんだから、ムーヴとムーヴ・コンテはちょっと違うんじゃない?くらいの自主判断はできないのかなあ? いやー、それはメーカーさんの自己申告が基本ですからねえ、なんていうのだったら、いっそスズキもワゴンR・セルボとかワゴンR・パレットとかワゴンR・アルトなんかにしちゃえばいいのに、なんて思う。いや、冗談みたいだけど、実際コンテはそういうことでしょ。
同様に10月トップのカローラもねー。フィールダーは分かるけど、ルミオンはないでしょルミオンは。こんなのOKだったら、ホンダもフィット・フリードでいいじゃん。もう断然トップ間違いなしでしょ。
たとえばCOTYの10ベストカーが今回も各社1台ずつになったとか、そういうあんまりな工作がクルマ業界には結構ある。誰でも知ってるのに平然と進めちゃうようなデタラメ。いや、誰でも知っているからべつにいいやということなのか? でも、結局こういうのが業界の権威や信用を落とすことになると思うんだけどなあ。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月11日 22時40分
新車心象風景:スバル・インプレッサアネシス
先行したハッチバックにトランクを付け足すやり方は、日産ティーダ、ホンダフィット、少し前だとトヨタのプラッツあたりが思い浮かぶ。
共通して言われることは後付け感だ。取って付けた感じでカッコ悪い、と。以前、ある雑誌のデザイン対談に立ち会ったとき、有名評論家数人が寄ってたかってプラッツをこき下ろしていたっけ。
僕はと言うと、実はティーダ・ラティオもプラッツもそんなに酷いとは思っていない。何て言うか、あの凝縮感がコンパクトセダンとしての実用性を感じさせて結構面白いと思っている。ま、もう少し言うと、フィットアリアはバランス的にどうにも不安定でいかがなものかと思う。つまりはモノによると。
で、そういう見方をするとこのアネシスは違和感が少ない。インプレッサ特有の強いキャラクターラインがリアランプまで一気に伸びて一体感を演出している。トランクの長さも絶妙な感じだ。その大きなリアランプはぶ厚いトランクをうまく引き締めているし。
なんだけど、皮肉なことにそれ故個性が感じられないことになっているんである。トランク部分があんまりにもスッと溶け込んでしまって心に引っ掛からない。つまり印象が薄い。ハッチバックに変身したインプレッサの独自性がどっかに行ってしまった。ま、もともとのフロントフェイスの弱さがここでも影響してしまった感じもする。
この辺の塩梅は相当難しいんだと思う。巧いまとまりと没個性は結構近いところにあるのかもしれないとさえ思える。じゃあ、コンパクトセダンなんか無理なのか?というとそんなこともない。たとえばトヨタのベルタ。ヴィッツの要素を多く採りこんだこの小さなセダンはほとんど表舞台に出てこないけれど、実はトヨタでいちばん美しく完成度の高いセダンだと僕は思っている。いやいや、その前に初代のセダンは非常にまとまりもよかったし個性もあったじゃないか。あのセンスはどうしちゃったのか?
ま、アネシスはインプレッサシリーズの販売台数を安定させるため、月に500台も売れればいいみたいだ。だから、スバルとしてはそんな心配も要らないんだろうけど。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月9日 9時38分
新車心象風景:スズキ:スプラッシュ
もうひと工夫あればなあ、と思う。
欧州に軸足をおいたスズキの小型車戦略は絶好調らしい。日本ではSX4が苦戦中だけど、コンパクトSUV流行の彼の地では、フィアット版と合わせて生産が追いつかないという話も聞く。で、スプラッシュだ。
こっちは「軸足」というより向こうで生産した輸入車そのものなんである。だから、TVCMでも欧州の街を走らせて「こいつは向こう生まれだぜ」と主張する。けれども、何かひとつもの足りない。
すでにスイフトとSX4があるのに、そこへまたしてもコンパクトカーだ。ちょっと背高だと言ってもそんなに大きな違いは感じない。オペルに供給したワゴンRソリオの後継を意識したであろうボディは、どうにもズングリしてピンと来ない。だから何かこう、もっと欧州生まれということを端的に表す何かが欲しいじゃないか。
たとえばボディカラー。CMの青、緑、赤はカラフルだけど、他の3色は無彩色に近い。ドイツでは4色多い10色もあって、そのうち6色はカラフルな有彩色だ。これを持って来るだけでも違うけど、ホントなら日本用に追加したっていいくらいだと思う。黄色やピンクなどのパステルカラーなんか似合うだろうし。
インテリアも3パターンとは言え、大雑把には青っぽいか黒かのどっちか。どうせいくつかのパターンを設けるならもっと違う色があってもいいと思う。いや、もちろんカラーじゃなくてもいいんだけど、要はこいつ面白いゾ、違うゾという「何か」を与えたいんである。
まあ、日本で大ヒットしなくてもスズキ的にはそんなに困った話じゃないのかとは思うけれど、どうせ売るならやることやった方がいいでしょ。SX4もそうだけど、少ないラインナップの中に売れないクルマがあるというのは、イメージとしてもあんまりよくないしね。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月6日 0時5分
Drive My Car:山形旅行・プラスワン
久々のロングツーリング行って来ました。
目的地は山形。いつものとおり、温泉とグルメというほとんど工夫のない、本能まる出しの2泊3日旅行です。
初日は日本海側の鶴岡、酒田。鶴岡は藤沢周平ゆかりの地として有名になりましたが、偶然宿も氏の定宿だったところ。酒田ではこれまた有名な山居倉庫や、かつて日本一の地主といわれた本間家旧邸宅などを見学。いずれも魚が美味しいところです。
翌日はちょっと下がって米沢。山を30分ほど駆け上がった秘湯白布温泉へ。約190年前の藁葺き屋根の建物をそのまま使った西屋という宿が素晴らしかったです。豊富な湯量にも満足でしたし、米沢牛の料理もね。
米沢の町は来年の大河ドラマへ向けて賑わっていましたね。上杉神社にも行ってみましたが、もう大河一色です。ま、好調「篤姫」の後は辛いでしょうけど。
今回は総計1200キロの旅でした。エアコン全開で壊滅的燃費だった夏に比べ、秋の高速巡航は久々のリッター15キロ。ちょっとホッとしましたが、車内のビビリ音や相変わらずの固い乗り心地は減点対象ですね。
それと今回は山形から帰京したその足でライブを観に行くという、ちょっとハードスケジュールを敢行しました。
青山ブルーノート東京20周年記念の渡辺貞夫カルテットですが、この日が最終日だったので無理をおして行って来ました。いやあ、これはさすがに疲れましたけどね・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年11月2日 22時43分
雑誌ナナメ読み:プロと一般人
評論家の表現としては結構見かけるし、細かい話なんだけど、やっぱり気になるんである。 たとえばいま売りのベストカーのワゴンR記事。乗り心地がソフトになった新型に対して有名評論家K氏曰く「個人的には先代のシャープさを好むけど、一般ユーザーなら新型を評価するだろう」 まあ「一般」って言葉がどうなのかという問題はさておき、自分の好みは○○だけどフツーの人は××でしょうだなんて、プロの評論家としてはてんでダメでしょ。 だって、自動車評論家というのは自分の価値観や感覚を総動員してクルマを客観的に評価するのが仕事なワケでしょ。明快な意見としてまとめて、それをユーザーに提供するのが。それが自分はこうだけど他の人は違うでしょ、なんていうのなら、この人が公共の媒体でモノを書く意味はないよね? そんなんだったら誰でも書けるし。 評論家である自分が先代の走りを支持するのだったら、それはつまりプロが先代を評価しているということ。そうであるなら、説得力を持つ内容でその理由を示すのが仕事なんじゃないのかな? それができないのなら書くべきではないし、単純に好き嫌いだとしてもやっぱり書くべきじゃないでしょ。 「慣れ」なんだろうなあと思う。個人的に、とか書いておけばべつに問題じゃないでしょっていう。自分と一般人の感覚は違うんだからこれでいいと。 本当はその「差」こそがプロの証なんであって、どうユーザーを納得させるのかが腕の見せ所だと思う。小さい話のようで、結構重要なことだと思うんだけれどね。 さて、明日から久々にちょっとしたロングツーリングに出かけてきます。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月29日 22時30分
雑誌記事:今日の取材
今日、青山で行われたトヨタIQの試乗会に行って来ました。
会場はレストランを詰め所にして、隣接する大型駐車場にズラリと試乗車を並べるといった形。といっても僕は試乗じゃなく、開発者へのインタビューが目的です。
これは、先日いすゞの記事を掲載したジェイズティーポの取材で、来月発売号へ向けたもの。話を聞いたのは40分程度でしたが、たぶん2ページくらいの記事になるのでは?と思います。
実は試乗会というのは初めてでした。今回はシティコミューター的なクルマということで都心が会場なので、まあ箱根あたりの試乗会とはだいぶ雰囲気が違うのでしょうけど、けっこうアッサリな感じで意外でしたね。なんかこう、キーの奪い合いみたいなイメージだったんですけど、来場者はパラパラ来る感じで、実に静かに時間が流れていました。
記事の内容はそんなに意外性のあるものではありませんが、ちゃんと掲載されましたらお知らせします。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月24日 23時52分
新車心象風景:ホンダ・オデッセイ
たとえば、日産の初代セフィーロやスバルのアルシオーネSVX、あるいはユーノス500とか。
先進性や新提案が理解されず、最後まで販売台数に結びつかなかった残念なクルマは結構ある。その場合はたいていフェードアウトするか、趣旨換えしてつまらないクルマになったりするのが常だ。けれども、新しいオデッセイはそうじゃなかった。
FCXクラリティで提示された新しい顔や、最近のフィットやフリードと同様V字基調のリアまわりをしっかり採用しているけれど、シルエットとしちゃあ、まあ同じだ。だから、ホンダは低床構造を利用したこの低いボディに相当な自信を持っているんだと思う。
つまり、先代はちょっとしたタイミングが悪かった、という判断なんじゃないかと思うんである。クルマとしてはよかったのに、この背の低さがうまく伝わらなかった。いいタイミング、うまい広報をもってすれば本当は成功する筈なんだと。
じゃあ、どうしようか? まずは先述の新しい顔やリアの移植。そして、いまどきの抑揚のある面に、分かりやすいキャラクターラインで「同じようだけど、カッコよくなったでしょ?」というメッセージ。これで再チャレンジを敢行したんである。もちろん、昨今の状況を勘案した燃費対策や各種便利機能も忘れていない。
で、もうひとつ奮発してジョージ・クルーニーの起用だ。「男」というベタなコピーとともに、インパクトのある広報活動で再チャレンジを支援する。これでどうだ、今度は納得したか? とユーザーに問う。
個人的には、ショルダーラインを筆頭にスタイリングの明快さがすっかり消えてしまったのが?なんだけど、ただ、面白い提案だった先代の商業的失敗に再チャレンジした点にはとても興味がある。これが明らかに成功すれば、かなり貴重な実験結果になる筈だと思うんである。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月19日 23時2分
Drive My Car:フロントガラス交換
仕事で長野へ出張する途中、中央道で”とび石”に遭ってしまったんである。
小さな石だったけど、今回は運悪く星形のヒビが目の前にできてしまった。あー、こりゃリペアだなあ、などと思い修理に持ち込むと、この手のキズは直らないとのこと。つまり、キズが気になるならガラス交換しかないと。
そりゃあ、目の前に★なキズがあったら気になるので交換を依頼。ガラス屋さんは「在庫あるかなあ?」などと不吉な言葉を。
で、数日後、日本中を探した結果、いすゞの青森営業所の倉庫と製造元の旭硝子の倉庫に各1枚、計2枚残ってるらしいとの回答。さらに、青森モノは倉庫の中でどんな状態になっているか分かったもんじゃないので、まあ旭硝子モノ1枚だと思ったほうがいいですね、と追い討ちの言葉。
何と9万円という値段に一瞬絶句したものの、しかしあと1枚じゃ迷っている場合じゃないとその場で注文。幸か不幸かゴムモール類も在庫ありということで、無事キレイなガラスが戻ってきました。
あとで聞いてみると、ガラスは新品パーツとして普通にあるとのこと。ところが、全面薄いブラウンのオリジナルに対し、新品パーツは上部から茶色がグラデーションになっている後年式用のもので、つまり、色々種類はあったけど、いすゞ的にはもうこの1種類に統合しちゃえってことらしいです。まあたしかに形は同じなんだけどさあ・・・。
ま、そういうワケで、ジェミニはますます手放し難い存在になっています。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月15日 23時7分
新車心象風景:トヨタ・bB
まあ、あんまりムキになっても仕方ないのかもしれないけど、やっぱりどうなんだろうと思う。
だいたい、ワルを気取って出したのに、何で「マイルド」を出すのかって話でしょ。たとえば最初から普通とワルを出すノアやヴォクシーだっていかがなものかと思うのに、マイルドなワルってもうワケ分からないし。
一見、ダイハツ版のCOOに似てるけど同じじゃないんだよね。そうすると同じクルマで顔が3種類ってことになるでしょ。あ、もしスバルへのOEMが顔違いだと4種類になるかな。その発想の「経緯」みたいなのは理解できるんだけど、実際にやっちゃうかな?
いや、これが業績に苦しむ下位メーカーが苦し紛れっていうならまだしも、世界一のメーカーだからね。ちゃんと調べてないけど、多分こういうのって自国だけでやってるんじゃないかな、トヨタは。だってフツーは通用しないだろうし、だいいち恥ずかしいでしょう。
これ、結局日本のユーザーをバカにしてるんでしょ。サイオン絡みで出したものの、どうも売れないからチャカっとやっちゃえって。これで月に500台が1000台でも上乗せになれば儲けもんだって。
こういうこと書くと、選択肢は多い方がいいっていう人が必ずいるんだけど、僕は違と思うな。やっぱりその選択肢がどうなのかっていうことを考えなくちゃ、ユーザーとしても無責任だもん。僕はどのメーカーにしたって、ちゃんとしたクルマを作って欲しいって気持ちがあるので、こういうのはホントやめて欲しいと思う。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月12日 23時37分
新車心象風景:日産・ムラーノ
たとえば、V35スカイラインのクーペとか、トヨタのヴィッツとか。非常に明快なテーマを持ち、とても息の長そうなスタイルのクルマが、モデルチェンジでその明快さを失うことが稀にある。ムラーノもそういう気がする1台なんである。
スカイラインやヴィッツがそうであるように、部分的には新しそうなラインや抑揚を手に入れるのだけど、カチっと決まっていたテーマが薄れてしまって、何となくボンヤリしたイメージが漂う。
新しいムラーノも、未来ちっくなフロントグリル、巨大なホイールアーチフレア、いまどきっぽいショルダーライン、デュアリスみたいなリアランプと、新しさいっぱいの要素が溢れている。けれども、全体として「こういうカタチなんだ!」という明快な意図が読めないんである。
先代はマーチの親分のように、ボディの上下をハッキリしたラインで分けるというテーマがひと目で分かった。フロントランプもリアランプもそのラインに沿って配置されていて流れがあり、とにかく破綻や無理がなかった。で、何よりオリジナリティも。
ま、北米はこういうのが好まれるから、と言われてしまえば「そうなんですか」としか言いようがないし、とんでもなく酷いとかって話じゃない。ただ、ゴーン改革時に一気に出た秀作達に比べると、何だか最近の日産は少々ムラがあるというか、思い切りがないというか。
キーデザイナーの強い「想い」のようなものが感じられないのが残念なんである。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月9日 9時45分
新車心象風景:スズキ・ワゴンR
今回は静粛性がウリなんです、という営業の方の話を聞いてアクセルを踏み込むとグオーンと威勢のいい音。ん? うるさいじゃないか。しかも、走り始めはかなりトロいし。 内装、たしかに先代よりは作りがよくなっているけど、なんか薄べったい。価格表を見比べれば上級グレードは格上のスイフトよりお高いのに、なんでこんな質感に差があるんだろう。 街中はともかく、高速を使うようであればやっぱりターボが要りますね、と営業マン。もう走り始めから体感が違いますから。ただ、燃費は少々落ちますけど、今度はCVTですから少しはいいかと・・・。なるほど、グオーンとなったのはNAだからか。 しっかり走るなあ、と思ったら何と我がジェミニとホイールベースは同じじゃないか。あ、タイヤも同じ14インチだ。段差も気にならないし、後席も広い。 四角四面に定規のようなラインを入れた道具感いっぱいのボディは、ついに小型車の文法を取り入れて色気を出した。この辺はセルボで勉強したということか。けれども、ライバルのムーヴほど情感は入れないで、一応歴代の香りは残してある。 ここんところずっと感じているけれど、小型車や普通車のモデルチェンジに比べると、軽は1世代での諸々の向上感がえらく大きい。よく、軽と小型車では設計の次元がまったく違うみたいな話を聞くけれど、それが近づいているということなんだろうと思う。 すると、やっぱり結論はいつも排気量の話になってしまう。エンジニアさんは660で頑張っているとは思うけど、安全性能を上げたボディはどんどん重くなるというジレンマもあるし。とにかく、居住性や乗り心地がここまで来ているんだから、現実的にこれ1台ですべてまかなえるクルマにするべきでしょ。この技術は日本の誇りなんだから、妙チクリンな規格は早いところ修正しないと。 寸法が現行とおりなら1リッターエンジンでも同じ税体系でいいじゃん。それに衝突基準と内装のチープさを見直せば、軽は世界中でヒット間違いないでしょう。 いや、そのひとつの回答がパリショーの「ALTO」だとは思うけど、何だかもったいない。個人的にはトヨタのIQなんかよりよっぽど支持されると思うけどなあ。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月5日 22時41分
新車心象風景:三菱・パジェロディーゼル
今回はきっと色々な雑誌媒体でも指摘があるだろけれど、トッポに引き続き、そりゃあないだろう、三菱自動車と。 何しろ日本は北米かそれ以上にディーゼル・アレルギーの国なんである。クリーン化技術を引っさげた新世代エンジンでディーゼル復活を目論むにしても、それなりにデリケートな配慮が必要なのは当然の筈。 そういうときに新長期規制という、もうすぐ世代遅れになるハードルで売り出すってどういう了見なんだろう。日産がMT限定という条件付でも、とにかく現時点で最新規制とされるポスト新長期規制をクリアした商品を出したばかりなのに、まるでその出鼻をくじくようなやり方じゃないか。 そりゃあ、新長期規制だっていま購入するのに何ら問題はないし、もしかしたら廃車になるまで乗ることもできるかもしれない。でも、それはいまできる最善の仕事じゃない。まあ、たぶん大丈夫でしょうという話だ。 だから、これはボディパーツを流用しましたというのとは次元が違う。何だかエンジニアには誇りのカケラもないのかと思わせてしまうやり方だ。しかも、三菱は追ってポスト新長期に合わせたバージョンを出すとまで言っているじゃないか。だったら、それができるまで待ちなさいよ。 買ったユーザーが当面心配要らないのは間違いないけれど、でも、同じ仕様のクルマが猶予期間を入れても2年後には発売できなくなるという事実だけで十分印象が悪い。そういうクルマを、さあこれからだぞという市場に平気で投入するのは、ホントに罪深いと僕は思う。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年10月3日 1時6分
クルマ散策:マツダフォーラム
先週27日の土曜日、サラリーマンの仕事でマツダ・ビアンテフォーラムに参加して来ました。場所は横浜のマツダR&Dセンターです。
内容は前半が開発主査とチーフデザイナーの講演会。後半がエンジニアとデザインの担当者数人をパネラーとしたディスカッション。客席はほとんどが濃いマツダユーザーの方たち。
このフォーラムは以前にもデミオなどで参加したことがあるのですが、登場するメンバーの豪華さに比べて、会の進行や内容がなかなか厳しいのが残念です。
これは、開発スタッフ自身が行う進行が不慣れであることと、質疑応答で挙手するユーザー各氏の質問があまりにマニアック、かつテーマとかけ離れたものであることが理由です。
今回も、初代アテンザとCX-7を手掛け、このビアンテもまとめた小泉氏という実力派デザイナーや、ドイツBASF日本法人からカラー担当者がパネリストに来ているのに、ほとんど関係のない質問に終始してしまいました。
僕は以前からメーカーばかりを責めるのではなく、ユーザー自身も研鑽しなくちゃ、という姿勢なんだけど、何だかそれをすごく感じたフォーラムでしたね。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月30日 0時14分
雑誌記事:マガジンX・11月号
マガジンX、11月号発売になりました。 記事は前澤義雄氏との連載ですが、実は今回で最終回となりました。連載としては4回、最初の全メーカーイッキ斬りを入れると5回で、いずれにしても短かったですね。 連載終了の詳細な理由は書けませんが、前澤氏も僕も続けたいと思っていましたし、読者の方からもご好評をいただいておりました。しかし、そういうこととはまた別の次元で物事が決まったりするのがこの世界、ということでしょうか。 前澤氏の話はいつ聞いても面白かったので、この企画は何らかの形で再現したいですね。 最終回は、ダイハツのコンテです。すでに発表になったワゴンRをはじめ、これからが新車ラッシュだったんだけどなあ・・・。
作者: すぎもとたかよし
更新日:2008年9月26日 23時23分